長崎は煮干生産量が、日本でもトップクラスです。
近年でいうと、長崎の2018年のイワシ煮干し生産量は6,114トンで、全国(22,059トン)の36%を生み出しています。
なぜ煮干の生産量が多いのか?それは、カタクチイワシなど煮干の原料となる魚の漁獲量が多いでことが理由です。長崎は全国屈指の好漁場を抱え、漁業生産量は全国上位で、穫れる魚の種類は300種類以上です。
煮干いりこをつくるカタクチイワシ漁は、長崎北部や橘湾で盛ん。長年、日本で最も煮干用の魚を獲り続けているからこそ、加工の技術も優れています。
餌となるプランクトンやオキアミなどが豊富な長崎近海で獲れた、新鮮で良質な魚をすぐに加工。うまさを閉じ込めているから、そのまま食べても抜群の味わいですし、出汁としても、うま味を存分に出してくれます。